
YouTubeなどで大人気「ウォーターチャレンジ」と一緒に学べる 『ウォーターチャレンジと学ぼう! ことわざ125』本日発売!
2026年4月22日
創業40周年のHomework’s、日本の伝統工芸「南部鉄器」で焼き上げる直火焼きハンバーガー「Nambu Tekki Charbroiled Burgers」提供開始
2026年4月22日現役最強の文豪が車椅子生活の心境を吐露する『筒井康隆、九十歳のあとさき 老耄美食日記』4月22日(水)発売!
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雑誌連載時からあまりに挑発的かつ赤裸々な記述に話題騒然となった「老耄美食日記」に加え、あの『百年の孤独』解説や大江健三郎回想、そして老境の心情告白など、同時期のエッセイ類も併録し、九十歳を迎えた文豪の充実の文業を集成。卒寿を越え、重い怪我や病を得ても、読者を楽しませようとする作家魂が大炸裂する稀有な一冊!

「次の日から不幸が始まった。肩の痛みをなくそうとしてセデスを四錠も服んでしまったのだ。途端に気分が悪くなったものの、その日はなんとかして韓国料理の「モクチャ」に行った。光子はマッコリ、おれは梨のジュース。チヂミ、プルコギ、サムゲタン、スンデ、などで腹がいっぱいになり、もう食べられないと言っていながら冷麺がくると光子は夢中で食べた。帰宅して寝るまではなんともなかったのだ。二十三日土曜日の朝、いつも通り起きて廊下を歩こうとした。からだの自由がまったくきかなくなっていた。小箪笥の上に倒れ、顔面に無惨な傷を負い、廊下で寝たきりになり、救急車で神戸医療センターに運ばれる。
休みの日だったが、当直の医師が面倒を見てくれた。点滴や、いろんな検査を受けた。原因は腎臓だった。薬の服みすぎで悪化していたところに大量のセデスで、からだ全体の自由が失われたのだった。入院を薦められたがおれは拒否した。光子が心配だったからである。(中略)
次の日から寝たきりの生活となる。こうなれば美食どころではない」
(本書「九十歳で見る幻燈」より)


